★天野天街(あまのてんがい)

1960年愛知県一宮市生まれ。1982年少年王者舘を旗揚げし、名古屋を拠点として全国的に活躍。
幅広いジャンルの舞台演出を多数手掛ける傍ら、漫画、デザイン、エッセイ等の分野でも活躍。
1994年短編映画「トワイライツ」を監督し、オーバーハウゼン国際短編映画祭グランプリ受賞、メルボルン国際映画祭短編部門グランプリ受賞。
2005年に出演者総勢160名を超える「百人芝居◎真夜中の弥次さん喜多さん」を名古屋で上演し、大きな話題をよんだ。
平成17年度名古屋演劇ペンクラブ賞、平成18年度愛知県芸術文化選奨受賞など多数の受賞歴あり。
2013年、2015年には、パルコ劇場プロデュース「レミング〜世界の涯までつれてって〜」の上演台本も担当。

【主な著作】
〔戯曲集〕 「それいゆ」(演劇ぶっく社刊)、 「くだんの件 -天野天街作品集-」(北冬書房刊)
「平太郎化物日記」(北冬書房刊)
〔画集〕 「天野天街萬華鏡」(北冬書房刊)
〔絵コンテ〕つげ義春「必殺するめ固め」(北冬書房刊)
〔映像作品〕 ミュージック・クリップ「ペタル」「チカチカ」(遊星ミンツCD-ex「de souvenir」収録)
       映画監督作品「トワイライツ」DVD

★少年王者舘 劇団プロフィール

1982年3月、「劇團少年王者」として『月光遠方通信』(於:名古屋・七ツ寺共同スタジオ)で旗揚げ。
1984年、東京で初公演(『自由ノ人形』於:ザ・スズナリ)
1985年、大阪で初公演(『チキユ』於:オレンジルーム)この公演から「少年王者舘」と改称。 以来、多くの作品を名古屋・大阪・東京の3都市で上演。
1987年、劇団日本維新派(現・維新派)と七ツ寺共同スタジオ創立15周年を祝い合同野外公演『少年ノ玉』を上演。(於:名古屋・白川公園ジャングルジム劇場)
1988年、バンド「たま」と合同公演『メンキ』を上演。
1992年、維新派・てんぷくプロと、七ツ寺共同スタジオ創立20周年&少年王者舘創立10周年記念企画として合同野外公演『高丘親王航海記』を上演。(於:白川公園内野外特設劇場) 公立文化施設からの公演依頼も多く、
1998年には名古屋青少年のための芸術劇場(主催 名古屋市、名古屋市文化振興財団)、
1999年には第25回高校生のための演劇教室(主催 名古屋市教育委員会/中日新聞社/中部日本高等学校演劇連盟)で公演を行う。
2004年には鈴木翁二の漫画『こくう物語』を舞台化、
2005年には160人以上の役者が出演した公演『百人芝居◎真夜中の弥次さん喜多さん』(原作:しりあがり寿、脚本・演出:天野天街、主催:KUDAN Project/NPO法人PAFA=ドラコーン・フェスティバル、共催:少年王者舘/tsumazuki no ishi/てんぷくプロ)を行う。

映像や音響を駆使してイメージを喚起させる手法、「死から生を見つめる視点」と評される世界観、言葉遊びを多用した脚本、メンバーの振り付けする幾何学的ダンスなど、少年王者舘ならではの舞台に根強い人気がある。


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